アーティスト・イントロダクション2022


こちらのページでは今回出展するアーティストをピックアップしていきます。


第7回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは。絵画専攻の島田珠理です。

私の研究テーマは「油彩による人物画の制作と研究」です。

 

私は油彩を用いて、「もしも妖精が人間と共に暮らしていたら…」という世界観の作品を制作しています。作品を通して、なんの変哲もない退屈な日々を過ごしている人が少しでも日々の生活に面白さを見出したり、心躍る瞬間を見つけたりするきっかけとなってほしいという願いを込めています。

私は高校生の頃、美術館に行くのは敷居が高いと感じていました。私のように「どのように作品を見ればいいのかわからない」という思いを抱いている人もいるのではないでしょうか。そこで、身近な生活と妖精という現実と空想を組み合わせることによって、どんな人もアートに親しみを持ち、楽しんでいただけるのではないかと考えました。

6点の作品は、妖精のそれぞれ異なる感情をテーマに描いています。日々の暮らしは楽しいことばかりではなく、辛いこともあると思います。そんな一言では表せない複雑な感情を妖精に重ねて、ほんの少し可愛らしく心が温まるような世界を感じていただければと思います。

「もしかしたら自分の知らないところでこんな世界が広がっているのかもしれない」と思うとわくわくしませんか?

妖精とともにご来場をお待ちしております。


第6回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは!

絵画専攻の福村飛鳥(院生)です。

 

私は、四季の植物をモチーフ対象として、「光」・「空気」・「色彩」について着目して制作しています。

 

私は幼少期から、身近な植物に親しみを感じ、その時々にしか咲かない花に生命感や美しさを感じるため、花を中心とした植物をモチーフとして描いています。

自分は花が好きであるけれども、具体的にどうして好きであるのかを口にするのは難しいと感じることが多いのですが、花を描き続けたことでほんの少しではありますが、「自分はなぜ花が好きなのか」について自分なりに言葉にできるようになったのではないかな…と思います。

 

「花」と花を見ている「私」。

「花」と「私」の間には距離がある。それは短い距離なのか、遠い距離なのか…。

しかし、花それぞれに「私」が直感的に心地よいと思う「花」との距離がある。

花によっては少し離れて見たいと思う花もある。

「花」と「私」の間にはこの2つだけが存在するのでなく、天から注ぐ「光」と「空気」も確かに「花」と「私」を取り巻いている。

「花」と「私」との距離が変われば、それらを取り巻く「光」や「空気」も変化する。

 

「光」や「空気」の変化によって、「私」から見た「花」の見え方や印象も変化する。

 

「私」が直感的に心地よいと思う「花」と「私」との距離には、「光」や「空気」が関係していて、花だけが好きなのではなく、「花」と「私」の間にある環境要因も含めて好きなのだと気付きました。

 

そのため制作では、自分が心地よいと思った距離における、「私」との「光」・「空気」・「花」との関係を色彩で表現したいと考えています。

 

主には、透明水彩を使用していますが、今回の修了展では「花」と「私」とそれらを取り巻くものたちの関係性について考えを深められた作品を展示したいと思っております。

 

 

実際に展示作品を観ていただくことで、お客様の視点で作品の空気感を感じていただけたらと思います。


第5回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは。彫刻専攻4年の筧夏鈴です。

 

私の研究テーマは「立体造形における群像表現の研究」です。

テーマに沿って、テラコッタの群像作品を3点制作しています。

私はこれまでの制作で群像を主に制作し、単像では見せられない複数の像で動きを表現

したり、微妙に違う像の形の響き合いを面白く感じていました。

 

卒業制作では、制作してきた作品の共通点として自分が無意識に取り入れていることに気づいた「可愛らしいモチーフにどこか不気味な部分を組み合わせて不可思議な雰囲気を 持たせている」という点に着目し、その点と群像で見せる特性を生かして、見た人に「怖い部分もあるはずなのに、一見の雰囲気が可愛いらしいため思わず見てしまうような小さな違和がある」という感覚を与えられるような作品を制作しました。

一作目は5体のメンダコの群像で「1体のメンダコが浮き沈みをしている」場面を表現しています。連の動きをそれぞれの姿を変えることによって、アニメーションのコマ撮りのように表現しました。ひとつなぎの時間を切り取っていますが、前後の時間を感じさせ、過去今未来の時間の流れのつながりを感じてもらえればと思います。

作品はすべてテラコッタで制作しています。

残りの2作品もぜひ会場でご覧ください。


第4回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは。絵画専攻の山本です。

私の卒業制作の題目は「心情表現をテーマにした絵画表現の研究」です。

私は風景を見ることがとても好きで、特に一度たりとも同じ姿を見せない空にはとても魅力を感じます。

また、日常を過ごしている中で見られる何気ない風景もその時々の感情によってその魅力をより一層感じられることもあると考えています。

風景とその魅力を引き出す心情を交えた表現ができるように制作をしています。

この作品を見て、普段気にも止めない風景に目を向けるきっかけになればいいなと思います。


第3回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは。絵画専攻の筒井です。

私の卒業制作の題目は「人物画の表現の研究」です。

私はバレエをテーマに作品を制作しています。小さい時からバレエを習っており、バレエをするのも鑑賞をするのもとても好きでした。バレエは見ている人を物語の世界に引き込む力があると感じます。

今回はそんな魅力的なバレエを絵本の中の1ページを切り取ったような作品で表現しました。

絵の具だけでなく布やラインストーンなど様々な材料を使って見ていて楽しい作品になるよう制作をしています。

この作品を見て、バレエの物語の世界に引き込まれるような感覚を感じてもらえたら嬉しいです。


第2回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは、絵画専攻の桑原です。

私の研究題目は「自己と全体をテーマにした絵画表現の研究」です。

私は東洋思想に興味があり、その中の一部の考え方が、自分の心を軽くしてくれるものであると感じたので、それを自分なりに解釈し、絵画として表現したいと考えました。

 

制作にはアクリルガッシュの絵の具を使用しています。会場でお待ちしております。


第1回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは、デザイン専攻の瀬古彩也香です。

私の研究テーマは「水溶性絵の具による平面デザインの研究と制作」です。青を筆頭に、特定の同系色によって抽象的な風景を描いています。

 

モチーフは、夜明け前の夜景と空、下から見上げた木と小鳥、大きな夕焼けと散歩する靴などです。

青という色は、落ち着きや冷静な印象を与える色とされていて、海や空という地球の半分以上を占める馴染み深い色です。青は見た目の美しさだけではなく、自分の内面と向き合う力を持っていると感じます。制作を通して、ひたすら自己について考えたり、焦っている時に落ち着きを取り戻したりと励まされてきた色なんです。

私は昔からオーロラのような青緑色が好きでした。しかし光を絵の具で再現すると、どうしても暗くなってしまう上、現物に勝る物は生み出せないと気付かされました。

そこで平面デザインの中に紫みや緑みのある青を描き並べることで、形や色に動きのある、美しいオーロラを思わせる作品を目指しました。

私の作品をみた方が少しでも、見ていて落ち着くような気持ちを抱いていただけたらいいなと思います。

 

ぜひ、画面の中の色の交わりやハーモニー、自然が持つ力強い生命力などをお楽しみください。

ご来場をお待ちしております!