アーティスト・イントロダクション2021


こちらのページでは今回出展するアーティストをピックアップしていきます。


第8回 アーティスト・イントロダクション

⼤学院彫刻専攻の平松嵩児です。

 

研究テーマは【彫刻表現における、⾃然素材を⽤いた時間と空間の表現についての研究】として、制作において、モノの「記憶」や「⾯影」について考えています。

全てのものは最後には消えてなくなってしまう。しかし、最後に辿り着くその姿には、これまでのさまざまな記憶と、周りに与え周りから与えられてきた、⾒えずとも確かな⼒の痕が宿っていると考えています。

儚さや脆さの中の「美」と呼ばれるものは、こうして「成った」形によって確かなものになると⾔えます。そのときに受け取る対象の存在のイメージを、彫刻作品として結晶化することを⽬指しています。

素材には主に、テラコッタ(粘⼟)や流⽊を⽤いています。

 

上記の観念を、こうした素材の概念的性質や⻑い年⽉を経て作られた独特なフォルムに⾒出し、素材のもつ空気感と粘⼟による⼿わざとを組み合わせることで⾃⾝の作品として再構成します。

彫刻という固定された形態において、「時間」というもう⼀つの次元を加えることは、時間に伴う変容のイメージを許容する「空間」が必要とされることを意味します。

学部時代に学んだ彫刻作品による時間や空間の創造のイメージを、⼤学院ではより深く追求してきました。

 

作品を観て、みなさん⾃⾝の観想に注⽬していただくことができれば嬉しいです。

ぜひ会場にお越しください。

 

・平松嵩児HP・作品リスト→https://take061t.tumblr.com/

 

Twitter→@takesculp


第7回 アーティスト・イントロダクション

こんにちは!彫刻専攻の飯田です(ʼ v ʼ )

 

私の研究テーマは【人物表現における二面性の研究】です。

私は「二面性」いわゆる裏表というものが存在することで、様々な人間関係や心境が生まれ、人生を豊かにし、一人ひとりの個性や美しさに繋がっているのではないかと思っていますどのような個性であっても大切に、尊重し合って、自信を持って欲しいという想いを込めて作品を制作しました。

 

モチーフは「二面性を持った女性たち」です素材はワイヤーで、黒のワイヤーが表の顔、カラーのワイヤーが裏の顔となっています。作品に添えている文章を読んでいただくことで、一人ひとりの人生を垣間見るような感覚が味わえるようになっています。

また、光を当てることで顔が浮かび上がる、面白い形が生まれるなど、仕掛けのある作品もあります。

1人の女性たちの個性や生き様から、少しでも自分らしく生きてみようかなと思っていただけたら嬉しいです。

是非、線と光と影の空間を体験してみてください♩

 

会場でお待ちしております!


第6回 アーティスト・イントロダクション

こんにちは!

絵画専攻の岡田英恵です🎨

 

私の研究テーマは【油彩における絵画表現の研究】です!

私は女性の顔をテーマに、6点制作しました。

 

写実でもなく、アニメっぽくもなく、存在するかわからないような不思議な雰囲気をまとった女性を描きたいと思い、制作しました。

制作に用いたのは、油絵具です。油絵具を使用した理由は、塗り重ねて奥行きのある表現ができたり、逆に繊細なタッチで描くこともでき、様々な表情を魅せる女性を描くのに適した画材だと考えたからです。

様々な表情の作品を見て、この女性たちがどんな人物で、どのような感情を抱いているのか想像しながら鑑賞してみてください♫


第5回 アーティスト・イントロダクション

こんにちは!

デザイン専攻の亀田です(-ω⊡)

 

 

私の研究テーマは【日本の各文学作品から受ける印象を抽象的グラフィックで表現する研究と制作】です。

皆さん読書は好きでしょうか。

 

私自身、読書が好きで多くの文学作品を読んできました。そして私が感じる読書の魅力は、場面ごとに文章から受け取る印象が異なることです。

1つの文学でも人物が大事な行動を起こす、何か事件が発生するなど様々な場面が次々に訪れます。その都度文学作品から感じる印象は変化していきます。また、文学を読み直しても初めて読んだ時とは感じる印象が違います。今回は、その文学から感じる様々な印象を抽象的に表現したいと考えました。

作品は全5点、Illustratorで制作しました。それぞれの文学作品から感じる印象を形や色でデザインし、配置にも工夫を凝らしております。

文学作品は教科書に載っているものを選んでます。読んだことがある方は、自分の感じた印象との共通点や新たな発見を見つけてみてください。読んだことがないって方は、その文学について少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。会場でお待ちしております!


第4回 アーティスト・イントロダクション

 

こんにちは!デザイン専攻4年の石松凜平です。

 

私の研究テーマは「各種競技スポーツのダイナミズムのグラフィティによる表現研究と制作」です。

私は陸上競技を約10年間続けてきました。

陸上競技は野球やサッカーに比べマイナーなスポーツで、100mやリレー、駅伝などを除くとあまり知らないという人も多いのではないでしょうか。

しかし、そんなマイナーな競技を間近で見たとき、私は感動しました。

陸上競技を間近で見る中で感じた迫力や動作の美しさ、力強さなどを表現し、陸上に関わりのない人が陸上競技に目を向けるきっかけになるようなものを作りたいという思いから今回のテーマに至りました。

私は陸上競技(いくつかの種目)のダイナミズムを表すにあたり、グラフィティにおける文字をデザインすることで表現するスタイルに焦点を当て、表現研究と制作をすることにしました。

文字のような文字じゃないような。

皆様には私の作品はどう見えますか。どう読めますか。

作品は比較的大きくスペースをとったものですので、実際に会場に来て見て読んで感じていただければなと思います!!

 

是非お待ちしております。


第3回 アーティスト・イントロダクション

こんにちは!

絵画専攻の神田です . ̫ .

 

私の研究テーマは【油彩における絵画表現の制作と研究】です。

私は身近な植物に親しみを感じており、その美しさを表現したいと思い絵画の題材としました。その中でも特に、過酷な環境でも綺麗に咲く野ばらと、暑い季節に水面いっぱいに咲き誇る睡蓮に美しさを感じ、これらをメインに3作品描きました。

 

制作過程では、いかにリアルに描くかよりも、自分自身がそこから感じた色や感覚を大事に描くようにしています。

制作に用いる画材としては、油絵具を使用しています。

 

何層にも色を塗り重ねてあるので、展示の際はぜひご覧いただけたらと思います .ˬ.


第2回 アーティスト・イントロダクション

こんにちは、絵画専攻4年の山下華奈です。

私は卒業制作で光の反射によって映り込む世界や光の眩しさ、色彩を描いています。

モチーフは、夕焼けの時に水面にうつる太陽や雨に濡れた遊園地の広場、通学路に見える川などです。

水面や濡れた路面に映る世界や力強い光とそれらによって作り出される風景に自分自身が励まされ、力をもらうことが多いため、私の作品をみた方が少しでもそんな力を感じ取っていただけたらいいなと思います。

ぜひ、ゆらゆらと揺れ、魅力的で不思議な雰囲気のある、映り込んだもう1つの世界や豊かな色彩、光の力強さなどを実際に見て体験してみてください。

 

会場でお待ちしています^^


第1回 アーティスト・イントロダクション

こんにちは!

彫刻専攻の佐藤です☺︎

 

私の研究テーマは【暮らしの中に生きる動物彫刻の研究】です。

美術というものは得意と苦手がはっきり分かれる芸術領域だと思います。身近にあるはずなのに、遠いものとして認識している人が多いのではないでしょうか。

私は身近にある親しみやすいものの多くが、美術の表現領域であることを知ってもらいたいと考えました。

 

民芸品や神社の像などもその一部です。身近な彫刻作品をさらにより身近に、温かみのある作風を研究するに至りました。

作品制作に用いる素材は、テラコッタです。テラコッタの温かみのある色合いを活かした彩色をしています。

一体何の彫刻作品がモチーフになっているのか、どんな場所に設置されていたら素敵か、考えてみてくださいね!会場でお待ちしております☺︎☺︎